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◎安定収入や余力がある近年の高齢者のお財布事情

安定収入や余力がある近年の高齢者のお財布事情

高齢者というと社会的には弱者の立場をイメージさせますが、世界でもまれに見る長寿大国である日本では、高齢者が日本経済の担い手として注目されています。
若い勤労世代より資産を持ち、人口に占める割合も高いこともあり、多くの企業やサービス事業者が高齢者の消費を呼び込もうと商品開発やサービスの提供に取り組んでいます。
では実際に高齢者のお財布事情はどうなっているのか、収入面や支出にスポットを当ててみていきましょう。

・しっかり貯めて緩やかに使う

現在の勤労世代は先の見えない長い不況で企業が人件費を抑え、働き方改革などで年功序列の給与体制から能力給や年俸制にシフトするなど、稼げる人と稼げない方の差も開いており、長く働いたから報われる労働環境ではなくなっています。
これに対して、現在の高齢者が働いていた時期は年功序列の給与体系で同じ企業で長く働くほど収入も右肩上がりに増え、定年退職時には勤続年数や功績に応じた退職金も支給され、さらに40年あまり働いてきた平均給与額や年数に応じた厚生年金などの上乗せもあり、働いていた頃の収入も老後の年金も現在の世代より恵まれています。
高度成長期やバブルなども経験した世代で大きく稼げた時期や、金利が高く定期預金で大きな利息を得ることや、素人でも株式投資などを通じて儲けられた時期もあり、定年までにゆとりある資産形成をしてきた方も多いのが特徴です。
マイホームも取得し、定年までには住宅ローンの返済も終えているので借金の負担などもなく、資金的にはゆとりがあります。
ただし、近年の介護や認知症の問題が気になったり、老後の暮らし方や住まいのことが気になったり、子供世代には金銭的にも場所的にも気持ちの面でも世話になるのは無理と考えている方が多いため、お財布のひもは比較的堅く、使うところと節約するところをしっかり分け、いつまで生きるか分からない現実を見据えて長生きを前提に緩やかに使う傾向にあります。

・住まいのことや趣味や旅行や孫のためと医療・介護費用

高齢者のお金の使い道として長い老後を楽しむために旅行に出かけたり、新たに趣味や習い事を始めたりと娯楽や人との交流を深めるための支出は若い頃に比べても増えており、娯楽費・旅費・交際費の出費割合が子育ての頃より増える方も少なくありません。
また、お孫さんを可愛がっている方が多く、お孫さんのためならお金に糸目をつけないという方も増えています。
また、年齢的なこともあり、医療費や介護費用の出費が増えるほか、介護が必要になっても住めるバリアフリー住宅への住み替えやリフォーム工事、老人ホームへの入所などの住まいに関する出費も増えてきます。

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