中古マンション購入時の頭金とか手付金の違いはと考えたことはないですか?
同じ意味と勘違いしているという人も多いと思います。
実は、「頭金」と「手付金」には違う性質があるんです!
この違いが分かればすぐに解決するんですが、これを知らずに 悩んでいる人も多いです。
そこで今回は「頭金」と「手付金」について解説していきます。
今回この動画を見ることで頭金と手付金に違いについてわかります。
◇「頭金」は無くてもいいが「手付金」は必須である!
具体的に本当に手付金が必須なのかという疑問がわいてきますね!
それでは、今回の「頭金」と「手付金」に違いについて解説していきます。
1.頭金とは
実際に物件の購入時には頭金は0でも可能です。
頭金は物件金額に充当する金額で物件金額マイナス頭金が住宅ローンの金額となります。
つまり、住宅ローンが100%ローンのOK場合は0でいいという訳です。
例えば、3000万円の購入金額で住宅ローンが3000万円融資OKの場合は頭金0になります。
また、3000万円の物件金額で110%の住宅ローンがOKの場合は諸費用までカバーできます。
現在は非常に低金利で0.6%前後の金利であれば、むしろ頭金は入れないで手元資金を残してもいいかと思います。
何故なら、住宅ローンの返済自体は繰り上げ返済は何時でも可能だからです。
2.手付金とは
一方で「手付金」とは契約時に現金で必要となります。
手付金は契約時の証拠金の役割があり、その場で売主に支払うことが多いです。
手付金は一般的に物件金額の約5%程度で設定されることが多いです。
3000万円の物件であれば、約150万円程度です。
また、手付金の性格として解約した場合には基本的に返金されません。
売主の保全の意味合いがあるからです。
売主は一度契約すると販売活動を全て止めます。
買主の気分で一方的に止められたらリスクが大きいのです。
逆にもし、売主が解約する場合は同条件で倍返しとなります。
結論としては、「手付金」は額に関係なく基本的に戻らないのでしっかりと意思を固め臨みましょう。
3.諸費用とは
「諸費用」とは物件金額とは別の金額で購入時の経費という扱いになります。
諸費用は物件金額の約7%程度かかり住宅ローンに組込みも可能です。
内訳としては、中古マンションの場合は仲介手数料、火災保険料、登記費用、清算金(固都税/管修費)などがあります。
また、住宅ローン利用時にはローンの諸費用も発生するので注意が必要です。
諸費用は金融機関によって一部組めない名目や金利が異なる場合があるので、自己資金は頭金よりも諸費用に当てましょう。
4.手付金が戻る場合について
先程戻らないと説明した「手付金」が例外的に戻る場合が3つあります。
1. 住宅ローン本申し込み却下
これは、団体信用生命保険が過去の病歴などでNGとなった場合です。
また、戸建などのは事前審査であまり詳しく審査しない場合、本審査の物件審査で否決になる場合です。
2. 物件が引渡しできない場合
契約後に物件の引渡しができな場合です。
例えば、天災などので物件が滅失・毀損(壊れたり、修復不可能)の場合は契約自体が白紙に戻ります。
3. 売主が解約したい場合
これは、先程触れた通り契約後の売主の都合による解約に関しては手付金が戻るどころか、倍返しになります。
ペナルティの考え方としては同条件です。
5.まとめ
今回は「頭金」と「手付金」について解説しました。
住宅購入時のお金の話なのですが、ごっちゃになっている方も多いかと思います。
特に「手付金」については、頭金とは別の保全という意味合いもあります。
実際に諸費用まで住宅ローンを組んでしまえば、実質的にお金を使わないで購入は可能です。
ただし、「手付金」は契約時に一時的とは言え、必要な金額になりますの用意しまいましょう。
ここで、注意点として「手付金」を他の金融機関から借り入れは絶対に禁止です。
何故なら、住宅ローンの事前審査時に無い借入金が「手付金」を借入することで本審査時に借入金がある=本審査却下になる可能性が大です。
もし、どうしても難しい場合は両親に借りるか手付金の金額を下げる交渉を担当の営業マンにお願いしましょう。