こんな方におすすめです。
購入の検討を始める方・・・
何から始めたらいいか分からない方・・・
自分の予算を知りたい方・・・
住宅ローン審査はいつすればいい?と考えたことはないですか!
購入物件か決まってから審査するという人も多いと思います。
実は住宅ローン審査には正しいタイミングがあるのです。
このタイミングが分かればすぐに解決するんですが・・・
これを知らずに損をしている 人も多くいます。
そこで今回は住宅ローン審査のタイミングついて解説していきます。
今回この記事を読むことで住宅ローン審査タイミングとその理由についてわかります。
◇住宅ローン審査は最速で行うべきである
具体的に本当に住宅ローン審査を先に行うべきなのかという疑問がわいてきますね!
それでは、今回の住宅ローン審査タイミングについて解説いていきます。
1.住宅ローンの種類
住宅ローンの審査は2回行います。
1回目が事前審査です。
事前審査は仮審査ともいい、大雑把な融資の可否を調べる簡易審査となります。
審査項目としては、収入に対する返済比率と個人信用情報のチェックです。
返済比率とは年収に対して○○%以内に収めるという基準になります。
年収にもよりますが年収400万円以上だと35%以内となります。
ただし、ここでの注意点としては銀行の審査はマンションの管理費・修繕積立金を加算していません。
つまり、管理費・修繕積立金の合計が15000円でも35000円でも関係がないということになります。
実際には融資可能金額ではなく支払可能金額で検討すべきと考えますので、返済比率は余裕を持って年収の25%程度をお勧めします。
そして、個人信用情報は過去のローンやクレジットカードの利用履歴の確認となります。
ここでは、延滞の有無などの支払い状況をチェックされます。
多少の延滞は問題ありますが、数ヶ月に及ぶ延滞や頻繫に繰り返されると個人信用情報に記載されることになります。
これによってローンがNGになることは俗に言うブラックリストに載ることとなります。
事前審査は主にこの2つがチェックされます。
2回目は本審査となります。
本審査は物件の契約を済ませた時点で行うことが多いです。
つまり、全て確定させる審査となります。
内容としては、事前審査で行われた内容の確認があります。
これは、住民票や課税証明書などの公的書類で事前審査と差異がないか裏を取る作業です。
そして物件の審査が行われます。
マンションではほとんどないですが、古い戸建てなど違法建築物でないかなどがチェックされます。
最後に団体信用生命保険に加入できるかのいわゆる健康診断が行われます。
ただ、実際に病院にいくわけではなく、書類上のチェックとなります。
現在のほとんどの金融機関は団体信用生命保険が強制保険となっておりますので、加入ができないと住宅ローン審査はNGとなります。
フラット35だけは、加入が任意となりますので団体信用生命保険が難しい方はフラット35での審査をお勧めします。
2.事前審査タイミング
住宅ローン事前審査は住宅購入を考えた時点で最速で行うべきです。
理由としては、自分が住宅ローンに通るか否かの可否がわかることです。
もし何らかの事情で住宅ローン審査が通らないのに一生懸命時間をかけて物件を探し、内覧をしても時間の無駄になります。
そして通らない原因を把握して対策することで、通る可能性もあります。
また、自分の購入できる予算も確認することができます。
先程触れた、返済比率で購入可能金額がわかることになります。
その他の管理費・修繕積立金や固定資産税を月割してみて自部自身の返済可能額を算出してみることをお勧めします。
これらのことから、気に入った物件を見つける前に住宅ローン審査を行うことの理由がご理解頂けるかと思います。
以前は住宅ローン審査と言えば、申込み用紙に署名捺印が必要でしたが、最近は事前審査はネットで簡単行うことができます。
結果も3日程度で出るのでかなり審査のハードルが下がりました。
3.購入時のメリット
事前審査を済ませて、実際の購入物件が見つかった場合のメリットがあります。
1つ目は購入時には買付申込書が必要になります。
これは、先着順となるのですが、事前審査が通っている場合は購入能力が確定している為、審査の未実施の方より優先されることがあります。
2つ目は、値引き交渉がしやすくなります。
売主は買えるか買えないかわからない方の値引き交渉には応じません。
何故なら値引きしたところでローンが通らなければ意味がないからです。
一方で購入意思と購入能力が確定していれば、決済は可能なのである程度、値引交渉もしやすくなります。
これらのことからも、住宅ローン審査を事前に行う必要性があることがわかります。
4.失敗しない審査のポイント
住宅ローン審査は簡単なミスによってNGになることがあります。
それは、既存のローンをなるべく無くすことで解決できます。
例えば、オートローンやショッピングローンがある場合は完済することをお勧めします。
何故なら、銀行の審査で返済比率を見る時に既存のローンも返済比率に入れられるからです。
例えば、月々10万円まで住宅ローンが組める方に毎月3万円のオートローンがある場合は組めるローンが月々7万円までと減らされてしまいます。
つまり、組める金額が減額されるということです。
同様のケースがカードのリボ払いや分割払いなどにも言えます。
事前審査の前にはこれらの残債も無くすことをお勧めします。
最後にクレジットカードの枚数にも注意しましょう。
クレジットカード(利用中)は1枚で1件のローンがあると見なされるケースが多いです。
ポイントカードとしてクレジット機能を利用しない場合は問題ないのですが、クレジットカードは極力利用枚数を減らしておくことをお勧めします。
かつ、使わないカードはなるべく解約をしておく方がいいです。
5.まとめ
今回は住宅ローン審査を先に行うことがいいとお伝えしてきました。
何事も事前準備が必要ですが住宅購入の場合は最も高価な買い物だけあって念入りに準備をする必要があります。
ただし、事前審査はお伝えした通りハードルがかなり下がっておりますので必ず済ませることをお勧めします。
その際はローンやクレジットカードなどの審査する前の準備もしっかりと行うことが必要になります。
普段から、クレジットカードの枚数やリボ払いなどの状況は把握しておく必要があることをお忘れなく。