住宅購入時にお金はいくらかかるの!と考えたことないですか?
頭金と手付金の違いがわからないという人も多いと思います。
実は住宅購入の費用にはそれぞれ違があるんです。
この違いが分かればすぐに解決するんですがこれを知らずに損をしている 人悩んでいるも多いです。
そこで今回は住宅購入費用ついて解説していきます。
今回この動画を見ることで住宅購入の費用とその意味についてわかります。
◇頭金と手付金、諸費用は意味合いが異なる
具体的に本当に手付金と頭金は異なるかという疑問がわいてきますね!
それでは、今回の住宅購入時のお金について解説いていきます。
1.頭金と手付金と申込金の違い
頭金とは一般的に、住宅購入に充てられるすべてのお金を言いますが、後ほど触れる諸費用は入っていません。
例えば、3000万円の物件価格で頭金500万円を入れた場合の住宅ローンが2500万円となります。
また、手付金とは契約時に支払う契約証拠金を言います。
そしてこの手付金は基本的に自己都合の解約時には返金されません。
何故なら証拠金とは、売主を保護する意味合いを含んでいるからです。
売主は契約締結後、販売活動を終了します。
そして買主の住宅ローンの手続きなど、引渡しまで1~2ヶ月程度時間を有します。
もし、これだけの期間の経過後に買主の都合で、契約解除された場合の機会損失はかなり大きなものになります。
そのリスクを回避する為に手付金を保全とするわけです。
つまり、解除の場合は買主にも一定のリスクを負わすということです。
但し、後程触れますが、買主の都合以外の解除の場合は返金となります。
続いて、申込時に預かる申込金です。
この申込金は預り金で契約時の手付金に充当されます。
この申込金は中古マンションではあまりないのですが、新築マンションではよくあります。
「預り金」という名の通り、申込み撤回時には返金されるお金です。
つまり、申込金は契約締結をしていなければ、無条件で返金されることになります。
2.諸費用について
諸費用とは物件の購入時にかかる経費の総称です。
金額は中古マンションであれば、物件金額の7%程度と言われています。
内訳は下記の通りです。
・仲介手数料
売買代金×3%+6万円
例えば、3000万円の物件であれば、96万円(税別)となります。
・登記費用
司法書士に支払う金額で物件の名義変更代となります。
担当する司法書士によりますが、10万円~となっています。
・印紙代
契約書に貼る税金です。
物件金額で1000万円~5000万円=1万円(軽減措置)
5000万円~1億円=3万円(軽減措置)
・火災保険料
住宅ローンの利用時には火災保険は強制保険となります。
お部屋の広さにもよりますが、15万円程度/10年となります。
特に住宅ローン利用銀行の指定でなくても構いません。
・保証料
住宅ローン利用時の保証人の代わりに支払う金額です。
一般的に100万円当たり2万円程度です。
支払いは現金でも、金利に上乗せでも構いません。
・団体信用生命保険
こちらも住宅ローン利用時の強制保険となります。
債務者が死亡や高度障害になったときに住宅ローンが0になる保険となります。
こちらは金利に組込みとなりますので現金で用意する必要はありません。
3.手付金が返金されるケース
基本的な考え方として、契約締結後に買主の都合でない場合の解除は基本的に返金扱いとなります。
ケース1:住宅ローン本申込み却下の場合
住宅ローンで事前審査がOKの場合でも、本申込み却下の場合があります。
1つが団体信用生命保険に加入できない場合です。
これは過去の既往歴や手術なのが関係して入れない場合です。
先ほど触れた通り、強制保険となりますので加入できない場合は、住宅ローン自体が否決となります。
2つ目は、物件に何か問題がある場合です。
融資する金額に見合う担保評価が出ない場合や、建物が建築基準法に違反している場合などがあります。
この2つの場合は住宅ローンが自体が却下となり、解除の場合には手付金は返金されます。
ケース2:物件の引渡しができない場合
これは引渡し前までに災害などで物件が滅失・甚大な毀損なんていいますが、引渡しのできない場合を言います。
もちろん、売主の負担で修復が可能な場合は修復して引渡しますが、できない場合はもちろん返金となります。
ケース3:売主から解約要請
ほとんどないケースですが、売主から解約したい場合はもちろん返金です。
しかもこの場合は、手付金と同額の金額が買主に支払われることになります。
これは手付金の倍返しといって、買主の解除は手付金放棄となりますので、売主の解除も同じペナルティ条件になるというわけです。
4.まとめ
今回は住宅購入時のお金の話について解説しました。
実際には、住宅ローンですべて組めてしまうケースが多いので頭金なしで購入することは可能です。
ただ、漠然と頭金とか手付金とか同じような意味として捉えていた方も多くいると思います。
厳密には支払うお金は同じでも、払うタイミングで意味合いが異なってきますので整理しておくことをお勧めします。
また、申込金と異なり手付金は一度契約を締結すると、自己都合では戻りません。
契約はきちんと検討の上行うようにしましょう。