マンションで近隣トラブルを経験したことはないですか?
音の問題で悩んだことがあるという人も多いと思います。
実は、集合住宅の近隣トラブルにはやってはいけない事実があるんです。
この事実が分かれば解決方法理解するんですが、これを知らずに悩んでいる人も多いです。
そこで今回は近隣トラブルの解決方法について解説していきます。
今回この記事を読むことで近隣トラブルのNG対策と解決方法についてわかります。
◇近隣トラブルは自己解決はNGである。
具体的に本当に自己解決がダメなのかという疑問がわいてきますね!
それでは、今回の近隣トラブルの解決方法について解説いていきます。
1. 近隣トラブルは自己解決はやってはいけない
何故なら、当事者同士だと感情的になり、エスカレートする可能性があるからです。
例えば、隣の部屋がうるさいので、壁を叩くなどの行為はケンカを売る行為と同じことを意味します。
また、自ら訪問し自己解決を試みようとすること、かえって相手を不快感させてしまします。
これは、当人が悪意を持って行っているわけではないことがほとんどだからです。
つまり、悪気が無いのに注意を受けると、人によっては嫌悪感を抱き、忠告を素直に受け入れることができない状態になるのです。
このような状況では、円満解決には至らないので、管理会社など第三者を通して解決を図ることをお勧めします。
2. トラブルは状況(証拠)を押さえる
何事もそうですが、証拠がないと第三者に対抗することはできません。
例えば、上下階の音の問題などは、実際の音を録音するといいです。
上階の人からすると、悪意がない場合は、なんでそんなことを言っているのかわからないのです。
そこで、実際の音を聞いてもらうことで、改善してもらえる可能性も高まります。
また、ゴミが不法に投棄されている場合はその場所を撮影して証拠を押さえましょう。
自転車置き場の使い方の悪さも口で伝えるよりも、実際の状況を見てもらう方が効果的です。
結論としては、その状況の証拠をしっかりと準備して対抗できることが必要です。
3. 解決を図る第三者機関とは
解決方法としては、相談窓口である第三者機関を把握することで、解決の手順を整理しておくべきです。
第三者機関の相談する順番としては、費用負担の面からも下記がお勧めです。
1. 管理会社…先ずは管理会社に相談をして対応をお願いします。状況を知ってもらう狙いもあります。
2. 自治体の生活科や警察…管理会社の対応でも、改善が見られない場合は公的機関に相談します。
※警察は緊急性を伴う時の場合の相談
3. マンション紛争解決センター…一般社団法人日本マンション管理士会連合会(日管連)によって設立された民間のトラブル解決窓口です。
4. 弁護士…費用負担と解決までの時間がかかるのがデメリットでとなるので最終的な手段として考えます。
4. マンション紛争解決センターについて
ここはマンション管理に関するトラブルを裁判外の手続きで解決する一般社団法人日本マンション管理士会連合会(日管連)によって設立された民間の組織です。
弁護士費用のように高額にならないのがメリットです。
裁判外紛争解決手続(ADR)とは、トラブルの当事者同士が話し合いの手続きを裁判外で行うことです。
つまり、話し合いの手続きなので、相手が応じなければ解決できないことに注意が必要です。
◇費用負担
申込金 3万円
ADR 1回につき5,000円(申込者・応諾者それぞれ必要)
合意成立費用 1万円
その他実費、消費税
5. まとめ
近隣トラブルは未然に防ぐのが一番ですが、共同住宅という性格上致し方ない部分もあります。
多数の人間がひとつ屋根の下で暮らすわけですので、円満に穏便過ごしていく為にお互い努力する必要があります。
ただ、自分だけが我慢をすればいいという話ではありません。
特に皆さんが中古マンション購入という大きな買い物の決断をしたわけですから、平穏無事に住む権利があります。
起きてしまった事由については、やむを得ないので、問題の解決手順を把握した上で出来る限り円滑に早期解決を図って行きましょう。