独身の皆さん老後の資金不安について考えたことはないですか?
60歳以上の無職の高齢者世帯は毎月3~5万円の赤字になり、貯蓄を崩して凌いでいるという総務省の調査結果もあります。
年金もどうなるかわからないので不安を抱く方は多いと思います。
実は住宅購入と老後資金には密接な関係があるんです。
この関係が分かれば住宅購入のきっかけにも寄与することになりますがこれを知らずに悩んでいる独身の人も多いです。
そこで今回は老後の資金不安解消のリバースモゲージについて解説していきます。
今回このブログを見ることでリバースモゲージの仕組みとメリットについてわかります。
1.リバースモゲージとは
リバースモーゲージとは、自分の自宅を担保に生活資金を借入れし、自宅に住み続け、債務者が死亡したときに自宅を処分し、借入金を返済する仕組みです。
自宅を担保にした高齢者向けの融資制度です。
住宅ローンと異なる点は住宅ローンが毎月元金と利息を返済します。
一方でリバースモーゲージは毎月の返済は利息のみで、元金は利用者の死亡時に担保である不動産を売却の一括で返済します。
2.リバースモゲージのメリット
・自宅に住み続けながら融資が受けられる
・資金の使用用途は問われなので自宅のリフォームや住宅ローンの完済、老人ホームの入居資金など、柔軟に老後資金が活用できる
・生存中は利息の支払いのみで毎月の支出を減額させることができ生活費への影響が少ない
・配偶者にも契約が引き継がれるので債務者が亡くなっても残された家族は安心
・独身者の場合は死後の物件の処分を考えなくていい
3.リバースモゲージのデメリット
・平均寿命が延びている現代において長生きして融資を使い果たすことがある
・生存中に物件の価値が下落すれば、融資限度額の見直しがされるその場合は既に融資極度額以上の資金を使用していた場合、差額を返済する必要性がでてきます。
・金利が大幅に上昇してしまうと、毎月の金利支払額が高騰してしまう恐れがあります。
4.家残さず老後の生活を充実させたい方はリバースモゲージが有効
独身の場合は住宅購入時の不安要素の1つとして
・独身だとマイホームの処分を考えるのが面倒
・相続人がいないので家を購入しても意味がない
などの考えを持つ方が多いのも事実です。
このような悩みを持つ独身の方にとってリバースモゲージはもっと適した金融商品だと考えられます。
今まで自分の家のローンを完済したのであれば、その家を今度は自分の豊か老後の為に運用し、使い切りましょう。
5.まとめ
今回は独身の方でもマイホームを取得することで、死んだ場合に住宅の処分の心配は要らないリバースモゲージについて解説しました。
独身者は特にマイホームに対して必要性を感じない方が多くいますが、10年後20年後を見据えて不安要素がメリットに変わることもあるということが理解できたかと思います。
やはり老後の資金不安解消の為には、先に住宅を購入し、その家を最後まで使い果たすことがエコな時代にマッチしています。