住宅ローンの審査後に転職をしてもいいのか?と思ったことないですか?
転職したら住宅ローンはどうなるのかと不安を感じる人も多くいます。
実は住宅ローンの審査には、勤続年数や勤務先も影響を及ぼしている事実があります。
この事実を理解しないで、損をしている人も多くいます。
そこで今回は、住宅ローンの審査と転職の転職のタイミングについて解説していきます。
この記事を読むことで、住宅ローンを利用する際の転職のタイミングについてわかります。
◇物件の引渡しまでは、転職を避けるべきで!
具体的に本当に決済日までは、転職を避けるべきなのか疑問が湧くと思います。
それでは、住宅ローンと転職について解説していきます。
1. 住宅ローン審査と勤続年数について
住宅ローンの審査の大きなカテゴリーは、年収と勤務先と勤続年数、そして個人信用情報です。
個人信用情報はいわゆる、延滞履歴等の情報機関が明記している情報です。
勤続年数について、以前は3年以上という縛りがありましたが、最近ではだいぶ優しくなり、1年以上もしくはそれ以下でも審査可能と金融機関によって様々です。
フラット35は雇用形態や勤務先、勤続年数の具体的な規定はないようです。
ただ、メガバンクは転職歴が多かったりする場合は理由を訪ねられたり、マイナス要因とされることがあるようです。
2. 住宅ローンの審査後の転職はできるか?
住宅ローンの審査が終わり、引渡し前に転職することは、原則NGです。
当然のことですが、審査した勤務先での与信で審査OKとした訳ですから、その審査内容の根本が崩れてしまうことになります。
現実問題として、審査後に勤務先確認や保険証の提示を求められることは、ほとんどないので言わなければバレないかもしれません。
ただ、もし何らかの形で明らかになった場合この転職行為が金融機関に対して詐欺行為と判断されてしまいます。
一般的に事前審査をしてから物件の引渡しを受けるまで、1ヶ月から2ヶ月程度の話ですので、それくらいの間は我慢して待つのが賢明です。
一方 で、会社の倒産やリストラなどの不慮の事故など自分の問題だけでない場合もあると思います。
自己都合というよりも会社都合なので致し方無い気もしますが、このような事態も残念ながら住宅ローンは難しいと思います。
ただ、状況によっては関連会社に転職出来たとか、他社に買収されたなどの事由があれば、全てがダメというわけでもないと思います。
ただ、いずれにしても再審査することになるので、金融機関と不動産の担当者には真っ先に相談して下さい。
最悪の場合ローン却下で契約解除ということも想定しなければなりません。
3. 引渡し後の転職はできるのか?
これは、全く問題ありません。
というより、引渡し後に金融機関が転職の有無を知ることはありません。
むしろ、引渡し後は収入証明の提出を求められることもないので、住宅ローンを滞りなく支払いをして頂ければ問題ありません。
そもそも、35年間同じ勤務先で務め続ける人がどれくらいいるのでしょうか?という話は金融機関でも分かると思いますよね。
金融機関も貸し出す時点での審査しか見ませんので、事前審査がOKならほぼ引渡しは受けられます。
少し話は反れますが、転職や転勤などで購入した物件に住まない場合は注意が必要です。
もし、売却して住宅ローンが抹消されるのであれば問題ありません。
ただ、賃貸として貸し出す場合は銀行に対して一報相談をすべきです。
住宅ローンは非常に低金利ですがこれは、住むことが前提となり、貸す場合は投資用の金利(3%程度)を利用しなくてはなりません。
やむを得ない事情は銀行も理解はあると思います。
必ず相談しましょう。
4. まとめ
今回は住宅ローンと転職時期について解説していきました。
やはり、転職を考えていても、引渡し前に転職するのは止めるべきです。
また、住宅ローンの審査で勤続年数のハードルが下がって来ています。
ただ、勤続年数が数ヶ月よりは1年以上の方が望ましいので、住宅購入検討の方はやはり転職前の方が勝算はあります。
物件の引渡しが済んでからゆっくり転職活動しましょう。