リフォームとリノベーションどちらがいいのかと考えたことはないですか?
リノベーションとリフォームの違いがよくわからないという人も多いと思います。
実は、リノベーションとリフォームには明確な違いがあるんです。
この違いが分かればすぐに解決するんですが、これを知らずに悩んでいる人も多いです。
そこで今回はリノベーションとリフォームの違いについて解説していきます。
今回この記事を読むことでリノベーションとリフォームの違いとメリット・デメリットについてわかります。
◇リノベーションとリフォームは定義が異なる。
具体的に本当にリノベーションとリフォームが違うのかという疑問がわいてきますね!
それでは、今回のリノベーションとリフォームの違いとメリット・デメリットについて解説いていきます。
1.リノベーションとリフォームは目的が違う
リノベーションとは付加価値を加える改修工事を言います。
つまり、リノベーションはお部屋をスケルトン状態にして間取りを一から造るので自分の思い通りのお部屋が作れます。
一方で、リフォームはマイナスを0にする原状回復工事を言います。
不具合のある設備の交換や汚れたり、剥がれたクロス、フローリングの張替など行います。
いわゆる、0に戻す原状回復の意味合いです。
これらのことから、購入予定のお部屋に対して何をどうしたいのかゴールを明確にすることで選択すべきです。
2.リノベーションとは
リノベーションは内装や間取りは自由自在だかコストがかさみます。
理由としてはお部屋を一旦、スケルトン状態(何もない状態)にして、1から造って行きますのでそれなのコストがかかります。
また、設計や部材選びなどの工事以外の期間もかかってきます。
お部屋の広さにもよりますが、打ち合わせの期間も含めて最低半年間くらいはみるべきでしょう。
工事費もそれなりにかかりますが、購入したお部屋の入居が遅くなるということです。
つまり、それまでの間は現在の住いの賃料と購入した住宅ローン返済とダブルになります。
結論としては、リノベーションを行う場合は、工事費用や工事期間の見積もりを行って行くべきです。
対象物件としては、リノベーションにそれなりのコストがかかりますので、価格を抑える必要があります。
ただし、独身女性の場合はリセールバリューを意識しなければなりませんので、場所とある程度広さは必要です。
そうなると、築年数を古くする必要がありますが1981年以前の旧耐震物件の物件は別のリスクが出てきます。
どんなに古くても1982年以降の新耐震基準物件の物件は守るべきと考えます。
3.リフォームとは
リフォームとは先ほどの通り0に戻す原状回復の意味合いの工事となります。
考え方としては、レイアウトは変更せず設備の交換がメインとなりますので、できることは限られます。
逆に言えば、やりたい部分だけに費用をかければいいので、コスパはいいです。
例えば、キッチンやバスルームなど個別の設備交換で済むので、個別の予算で決めることができます。
また、クロスやフローリングの色味を変えるだけで全く雰囲気を変えることができますので費用対効果はいいと思います。
デメリットとしては、基本的なレイアウトは変わらないので水回りの位置を変更するなどの大掛かりな変更はできません。
つまり、物件を選ぶ時点で自分に合った間取りを見極めることが大切です。
間仕切り壁を抜くとか、収納を増設する程度であれば、リフォームで可能な物件はあります。
フルリノベーションならマイリノ4.コスパのいいリフォームについて
ハコイチでは築年数が10~20年程度であれば、表装リフォームと水回りリフォームで十分と考えます。
何故なら、今人気のリノベーションマンション(不動産会社の買取再販物件)は、ほとんどがこの程度のリフォームで「リノベーションマンション」として販売しております。
表装リフォームとは、その名の通り表面上のクロスやフローリングなどの床材の交換です。
水回りリフォームとは、キッチン、バスルーム、トイレ、洗面室をいいます。
メリットは何と言ってもコスパがよく、ほぼ新築同様のお部屋に早変わりします。
また、工事期間もリノベーションとは異なり、1~1.5ヶ月程度で完了できます。
参考程度に50㎡程度のお部屋での概算は下記の通りです。
・フローリング:45万円程度
・キッチン:約70万円程度
・バスルーム:80万円程度
・トイレ:20万円程度
・洗面室:35万円程度
これは平均的なスタンダードの部材となりますので、物によって当然価格は前後します。
つまり、価値観の話になりますが、コストをかける場所やコストダウンは自由自在となります。
5.まとめ
今回は今更ながらリノベーションとリフォームについて解説しました。
それぞれ、メリット・デメリットがありますが、全ては予算ありきの話になります。
リフォームであれば、購入金額+300万円程度れば、概ね目標は達成できるかと思います。
一方で、リノベーションは1000万円程度かかることを考えると、購入物件の予算を見直す必要が出てきます。
この場合は、内装は一新できることを考えると場所と広さと新耐震基準物件の物件に注力し内装は割り切って選びましょう。
いずれにしても、物件購入時にここまでを意識して考える必要があります。