「賃貸と購入どちらがいいか?」実際にどちらがいいと考えたことないですか?
購入は大変そうだからずっと賃貸です!という人も多いと思います。
実は賃貸と購入には物理的な違い以外にも精神的な部分にも違いがあります。
この違いが理解できると、考え方も変わると思いますが、これを知らないで損をしている人も多くいます。
そこで、今回は賃貸と購入比較を解説していきます。
この記事を読むことで、賃貸と購入のメリット・デメリットと精神的な部分の違いも解説していきます。
◇賃貸と購入の違いは将来的な心の豊かさにも影響する
具体的に本当に心の豊かさが関係するのかと疑問が湧いてくると思います。
それでは今回の賃貸・購入比較について解説していきます。
1. 賃貸住宅のメリット・デメリット
1-1賃貸メリット
ここは何と言っても気軽に住み替えが可能なところにあります。
例えば、場所が気に入らないとか、室内の説備に不満を感じれば簡単に引越しができます。
独身の方で結婚を考えている方は賃貸であれば、お相手次第で場所などが柔軟に選択できるというメリットがあります。
又は転勤など移動が多い方は選択肢というよりも購入の方が難しいということになります。
費用面で言えば、固定資産税などの税金が発生しないこともあります。
また、賃貸であれば、設備の不具合等は基本的にはオーナーが対応してくれることもメリットです。
1-2賃貸デメリット
デメリットはいくつかありますが、賃貸マンションは物件によりますが、一般的に内装設備が非常にチープです。
分譲仕様には、ほぼ標準装備のウォシュレット、浴室乾燥機、追い焚きなどがついていないファミリータイプのマンションも普通にあります。
また、往々にして上下左右の壁が薄く騒音問題が分譲に比べて多いと思います。
大家さんからしても、家賃相場は駅距離と広さで概ね決まります。
つまり、高設備=高家賃とならない以上は設備・仕様にお金を掛けづらい傾向にあります。
費用負担から見ると、初期費用は購入時と比べると確かに安いですが、現実問題として毎月の支払いは全部大家さんのものになります。
何年支払い続けても、ドアノブ1つ自分のものにはならないという現実があります。
仮に家賃が10万円/月で年間で120万円、10年でトータル1200万円支払うことになります。
2500万円のマンションであれば、1/2が終わりになるとことろがずっと掛け捨てということになります。
後で触れますが、将来的に実家があるなど終の棲家がどこかで確保できれいるならいいと思います。
若いうちは問題ないですが、いずれ高齢者になった時に賃貸の更新を拒まれるケースも出てきます。
そのような不安を感じることはデメリットと考えます。
2. 分譲のメリット・デメリット
2-1分譲メリット
ここは賃貸と逆と言ってしまえばそれで終了ですが、分譲はやはり仕様が全く違いますので、新築マンションであれば、先程のウォシュレット、浴室乾燥機、追い炊き機能の無いマンションを探す方が難しいと思います。
また、最近では中古マンションを購入してリノベーションする方も増えていますが、内装設備は新築同様にできますので、満足度はそれなりに高いと思います。
自分のもの=自由自在というのはメリットです。
ある程度の広さがあれば、その時のライフスタイルに合わせて間取りを変更することも可能です。
独身やカップルの時はリビングルームを広く書斎スペースを造ることもできます。
子供が大きくなれば、独立した部屋を設けることも可能になってきます。
月々の住宅ローンも必ず終わりがきます。
しかも、大家さんの為の支払いでく、将来的な自分の資産に対しての投資です。
ここは一番大きいと考えます。
ローンさえ終わってしまえば、後は管理費・修繕積立金の2万円程度の金額で生活することができるのです。
仮にずっと同じ場所で生活しないとしても、ローンの完済した家があればそこを売却することも、賃貸に出して次の住いの費用を捻出できます。
この安心感は最大のメリットではないでしょうか。
2-2分譲デメリット
ここも、賃貸とは逆で気軽に引越しはできないことがデメリットです。
もちろん、売却して他に移ることは可能ですが、やはり、売却には時間もかかりますし、ローンの残債額以上で売却できない場合は追い金が発生します。
残債以上で売却できても、仲介手数料などの諸費用は賃貸の敷金礼金よりは高くつく可能がありますので、気軽には考えづらいと思います。
また、賃貸に出して他に移ることも可能です。
この場合も月々の家賃収入は最低でもローン返済額は確保したいですよね。
また、住宅ローンを組んでいる場合はあくまでも住む為のローンで金利が低く設定されています。
賃貸に出すことになると原則としては投資用の高金利のローンに変更する必要があります。
ただ、これは単純に返済額がUPして家賃と相殺が難しくなりますので、金融機関と相談してなるべく住宅ローンのままで行きたいです。
このように、ある程度同じ場所に住み続けることが前提となります。
転勤族の方や社宅で費用負担が少ない、実家同居が数年以内に決まっている方はお勧めしません。
3. まとめ
今回は賃貸と分譲のメリット・デメリットという視点で考えてみました。
現実問題として購入が物理的に困難な転勤族や同居が決まっている方などの除き、ある程度選択肢のある方は一度真剣に検討してもらいたいと思います。
あくまでも、一般論としてお話しましたが、実際に頭金が無くても購入方法はありますし、住宅ローンもフラット35は正社員でなくても住宅ローンを組むことは可能です。
大切なことは、少し視野を広げて将来を見据えてみましょう。
将来のことは誰にもわかりません。
ただ、ずっと賃貸だから、面倒くさいからそのままでいいという事だけはやめましょう!!
一生済むので購入しました!という人もいません。
家賃を掛け捨てで支払っているのであれば、購入という貯蓄を考えてみませんか?
資産性の高い(売りやすい・貸しやすい)マンションであれば、邪魔にはならないです。