住宅ローンの審査で銀行は何を見るのか考えたことないですか?
どんな審査をしているのかわからないという人も多いと思います。
実は住宅ローンの審査はどこの銀行も共通点があります。
その共通点が理解できると、審査に対して理解できると思いますがこれを知らずに悩んでいる人も多いと思います。
そこで今回は、住宅ローンの審査のポイントについて解説していきます。
この記事を読むことで、銀行の審査の見るべきポイントについてわかります。
◇事前審査の見るべきポイントは収入と個人信用情報
具体的に収入と個人信用情報なのかと疑問が湧いてきますので、解説していきます。
1. 住宅ローンの事前審査とは
住宅ローンの事前審査は大まかに、収入と個人情報の2つが焦点になります。
1-1収入について
収入はいわゆる年収です。
前年度の源泉徴収票の税込み年収金額をも元に審査を行います。
年収に対して購入物件の価格がどのくらいの割合になるかをみます。
具体的には済比率というもので判断します。
銀行にはそれぞれ独自の審査する金利が決まっています。
その金利を基に年収の25%~40%の間で判断をします。
例えば、年収500万円のサラリーマンが月々の返済が10万円の場合は返済比率(%)= 120 万円 ÷ 500 万円 × 100 = 24%になります。
但し、ここには管理費などの費用は含まないのと、審査金利は実際には高くなります。
この返済比率を金融機関によって異なりますが、一般的に下記の通りで見ています。
年収400万円以上の場合:返済比率35%以下
但し、あくまでも目安になります。
家族構成が1人か4人によって住所に負担できる金額が変わってきますので、余裕をみて25%位を目安にしたほうがいいという見方もあります。
また、他のローンがある場合は要注意です。
例えば、オートローンやショッピングのリボ払いをされている方はその支払い分組める金額が減ります。
しかも、オートローンやショッピングローンなどは、住宅ローンと異なり、金利が高いので家計に占めるインパクトも大きくなります。
そこで、もし頭金をマンションに入れることを考えているなら、先に他のローンを完済してしまった方がいいです。
銀行も他にローンがあるよりか、自己資金のない方通りやすいです。
② 個人情報について
個人情報とは、ローンやカード利用時の延滞履歴など情報が個人信用情報機関に載ってしまっているか否かです。
日本には「全国銀行個人信用情報センター(KSC)」「株式会社シー・アイ・シー(CIC)」「株式会社日本信用情報機構(JICC)」の3つの情報機関があります。
ここには、クレジットやローンの申込・契約内容や返済・支払い状況、借入残高など情報が載っています。
普通に返済している方でしたら、何も問題ありませんが、延滞をしている方や支払いを怠ってしまった方は、その悪しき情報が載ってしまいます。
その延滞の状況にもよりますが、それらが載っていると基本的には住宅ローンなNGとなります。
たとえ、年収が1000万円あろうが、公務員であろうがそこは、個人信用情報に傷があるとローン不可となります。
もしも、過去に何らかの悪しき行いが身に覚えのある方は、自分の個人情報をネットで取得することが可能ですので確認しましょう。
先ほどの情報機関をググって頂けますと取得方法の手順がありますので、心配の方は取得してみてください。
では、一度延滞をしてしまった方はもう二度と住宅ローンは組めないのか!!
もちろん程度にもよりますが、数回の延滞程度では問題ありません。
それよりも、常習的に延滞した方や督促状が来ても支払わないくて事故扱いなどいわゆるブラックの場合は住宅ローンの審査は難しいです。
ただ、永遠にダメではなく、通常は5年~7年ほどで履歴が消えるとされています。
但し、きちんと完済するか法的に債務整理を行った場合です。
現在進行形で延滞し続けている方は当然ですがその限りではありませんのでご注意ください。
あと、過去に消費者金融(アコムや武富士、レイクなど。。。)から借入履歴のある方も金融機関によっては難しい場合があります。
そのような方も履歴が消えてからローンの審査をしたほうが通りやすいと思いますので、気になる方は個人信用情報を取得してみてください。
2.まとめ
基本的には過去の延滞履歴のない方で、普通に年収のある方であれば、住宅ローンはそれ程難しい話ではありません。
また、ひと昔前は頭金が物件価格の20%必要なんて時代もありましたが、今は100%融資も受けれるケースもありますので、ハードルは低いと思います。
ただ、コロナの影響など予期せぬことも予期していかないといけませんね。
資金計画はゆとりをもって計画していきましょう。
もし過去に住宅ローンが一度でもダメだった方はご相談ください。