中古マンションの内覧の際に見るだけでなく確認事項は何か考えたことないですか?
設備などは、実際に動かさないとわからないという人も多いと思います。
実は、内覧時に売主に確認すべきポイントがあるのです。
このポイントが分かれば、確認できるのですがわからないで損をしている人も多くいます。
そこで今回は、中古マンション内覧時の確認すべきポイントについて解説していきます。
この記事を読むことで、内覧時の売主に対して確認すべきことがわかります。
◇内覧時は見た目ではわからないことを確認すべき!
具体的に見た目でわからないことはどんなことなのか疑問が湧いてくると思います。
それでは、内覧時の確認すべきポイントについて解説していきます。
1.オーナー様に確認すべき3つのポイント
1-1設備の不具合や故障
中古物件ですので、設備は当然ながら古いものが多く、中には故障して使えないものもあると思います。
一般的には売主側の仲介会社から説明頂けることですが、稀に不利なことは伝えられないこともありますので、こちらからもしっかりと確認しましょう。
もし、設備に故障や不具合があったとしても、原則として売主に修理する義務はこの時点ではなく、そのまま購入することになります。
現状渡しの原則です。
ただ、使えないと生活に支障の出る部分や修理費の負担の大きいものについては、修理費を材料に値引き交渉してみるのも手かと思います。
あくまでも、修繕をお願いするのではなく、その代金相当額を値引き交渉すべきです。
それによって、売主は費用を持ち出す必要が無くなりますし、買主は自分の好みの設備に変更することができます。
互いにウインとなりますので交渉がしやすいです。
また、故障の告知のないまま引渡しを受けてしまった場合や故障してなかったとしても、引渡し後直ぐに故障してしまった設備は、原則的にオーナー様に修理義務が発生します。
ここについては、契約時に「付帯設備表」という書類に設備の故障の有無を記載し、互いに署名捺印します。
但し、故障してしまった設備については、修復対応の義務しか発生せず、新しく交換することまではする義務はありません。
1-2残置物の確認
残置物とは、基本的なお部屋の設備以外の前入居者が付けたものを言います。
具体的にはエアコンやカーテン、照明器具、備え付け家具や物置などが問題になってきます。
原則的にはオーナー様の方で撤去を行うのが一般的ですが、ケースバイケースですのでやはり確認しましょう。
カーテンなどは、捨ててしまえば済む話ですが、エアコンなどは撤去を行うのに費用がかかることがあります。
新しく、使用に問題が無ければ頂いてもいいと思いますが、だいぶ古い物や、自分の持ち物を設置したい場合はやはり撤去して頂きましょう。
このような話はお客様同士で行うことはなく、仲介会社の営業マンを通して行いますので、確認と要望を仲介の営業マンに依頼しましょう。
費用が発生することですので、中途半端なままだとトラブルに発展することもあります。
もし、買主側でリフォームを前提とする場合は多少の残置物があってもリフォームの処分費で済ませられるので、その分値引き交渉をしてみましょう。
1-3周囲の人間関係
ここは、デリケートなお話しですので、上手く聞き出すことが難しいかもしれませんが、大切な要素です。
マンションでしたらお隣さんや上下階の方でトラブルになる人がいないか確かめておきたいです。
特に、騒音問題やゴミ問題等はよく耳にするトラブルです。
賃貸住宅でしたら、最悪の場合は引越しで解決しますが、購入後はそう簡単には行きません。
ただ、もし売主の売却理由がトラブルに関わっていたらなかなか聞き出すのは難しいと考えます。
このような話しは当然、お客様同士で行う話しではなく、営業マンにお願いしてみましょう。
もし、気になるようでしたら、管理人や管理会社に問い合わせるのも一つです。
ゴミの問題などは、お部屋の玄関周囲やバルコニーなどを除くと、なんとなく雰囲気でわかります。
特に検討するお部屋の両サイドのバルコニーはなんとなく見てみましょう。
明らかに、ごみが山積していたり、物が散乱していたら要注意です。
2.まとめ
今回内覧時に売主に確認べき事項を解説しました。
物件を見る際にお部屋を見ることが目的ですので、もちろんお部屋を中心にを見ていただいていいと思います。
そこで、気に入る物件でなければ、それはそれで終了でいいと思います。
ただ、購入を検討する場合はトラブル防止の為、是非上記の内容の確認をしましょう。
これらの交渉は自分ではなかなか出来ません。
不動産会社の担当の営業マンにお願いすべきです。
値引き交渉も大切ですが、購入後のトラブルを最小限にすることが何よりと考えます。
そんなことから、不動産会社の営業マンとの相性も大切です。